観光スポット特色
「文化財保存法」第20条及び「古跡管理整備法」に関連する規定に基づき、歴史建築所有部署である「彰化県二林鎮国民小学」が専門家に相談し、国立雲林科技大学の彰化県古跡歴史建築検査及び管理整備計画チームと共に、「管理整備計画」をスタート草しました。これを機にこの歴史建築の管理整備作業を確実なものにすることで、この歴史建築の文化歴史価値を保存し、活用できるよう期待しています。
二林公学校職員宿舎は、講壇、講堂及び玄関の三つの部分で構成。講壇は講堂の中枢的な存在であり、比較的高く設けた台座は講堂のビジュアルスポット。講壇の両サイドにそれぞれ独立した出入口を設けたVIPルーム、保管室と準備室があります。本校に現存する校長の宿舎及び職員寮は、日本統治時代であった昭和13年(民国27年)、日本の方が教職員の宿舎として建てたものです。木造でありながら、建物の本体構造はしっかりとしており、数十年来幾度も天災に見舞われたが、外観は損なうことなく、現在も教師の宿舎として使用されています。修繕後は本校の礼拝堂及び西隣にあるカトリック教会(二林歴史建築)、武徳殿及び二林三級古跡である仁和宮と共に、文化教育及びレジャーを兼ね備えたエリアになります。
これら古い宿舎建築から、当時教師たちは学校を家と見なしていたのは見て取れ、宿舎の外観を復元することで、台湾の国民教育の歴史イメージを補足することができます。宿舎は独立した一戸建てであり、その屋根は四坡水の和風瓦、壁は下見板であり、軒下を設けています。文化保存のコンセプトに基づき、及び歴史価値を際立たせると共に、歴代卒業生及び後世の学生の共同記憶、懐古エリアとしてでも、歴史建築として登録し、永久保存する価値があります。
校長の宿舎の屋根に高低差を設け、壁は木造の下見板、床の高さは二尺に造られた換気しやすい構造です。教頭主任の宿舎は木造の二軒連続建築であり、正面玄関の入口屋根は比較的高く、日本の黒屋瓦を使用し、壁は下見板、玄関ドアはガラスを嵌め込んだ木枠のスライド式ドアなど、外観及び内部ともに良好な保存状態です。他にある二棟の宿舎は民国75(1986)年のウェイン台風の被害を受けた後、壁はセメントレンガで補修、屋根のみは黒瓦を残し、現在は退職された教師が住んでおられます。教頭主任宿舎のそばには、もう一棟の比較的簡素な宿舎建築があります。