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清朝乾隆48年(1783)福建省漳州府南靖県の人たちが廟を建て、鹿港関聖帝君を祀った。正殿の主神は関聖帝君で、配祀神は関平と周倉である。
南靖宮は清朝嘉慶5年(1800)に増建され、道光20年(1840)には廟が修復された。その後は修繕されずかなり老朽してしまったため、民国59年(1970)に信者たちが廟の修繕を提案して管理委員会を設立した。民国89年(2000)7月14日には、県定古跡に指定された。民国92年(2003)に廟の修繕が着工されて民国93年(2004)に完了した。そして、南靖宮は文化資産として保存されている。
南靖宮は単間二進一院という構造の造りで、「三川殿」と「正殿」がある。三川殿門神の彩色を行ったのは鹿港の職人の王鍚河氏である。正門門神の画風は鹿港郭派が踏襲したものである。正門の対聯は鹿港の文人朱啓南氏が作り、書道家の陳百川氏が書いた。天井にある龍辺書道は王漢英氏によって書かれ、虎辺は王重五氏の作品である。