「慶昌号」は廈郊の中で最も大きい商店だった。嘉慶年に陳克勸氏が設立して廈門との交易を始めた。道光、咸豐年まで、慶昌号は鹿港で一番の大金持ちの商店になった。道光末年、泉郊の勢力は弱くなり、ついに慶昌号が商業のトップになった。

光緒年間、慶昌号の陳氏の生活が苦しくなり、慶昌号は施氏に売却された。大正7年（1918）、陳懷澄氏は母のために意楼を買い取った。そして、母の希望に従い、その家を「天遺室」と呼ぶことにした。修復には八か月の時間と、合計五千三百八円八拾四銭の金額がかかった。修復が完成した時、陳懷澄氏は自ら「修葺天遺室落成」という文を碑に刻んだ。この塚は慶昌号の重要な歴史資料になった。

意楼の中庭には瓦や煉瓦などの精密なかけらで造られた古風で美しい窓がある。窓の上には瓢箪の形をところがあり、これは「福祿」の意味がある。また、小銭があり、これには「富貴と財富」の意味があり、丸い窓には「円満」の意味がある。

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