観光スポット特色
歴史において、この廟に祭られている主神の薛府王爺は、康熙23年に水軍の士官邱氏が康熙37年に祖先の故郷から勧請してこの地に廟を建てて祀り、保護を願ったものであり、長い歴史を持っています。その横に祀られている曾大老爺は、実際に存在した人物であり、かつ軍功から県史に名を連ねている人物でもあります。曾大老は乾隆60年の陳周全の事件の際に殉職した水軍の遊撃、曾紹龍であり、事後に世襲での祭祀が朝廷より許可され、四品を贈られて昌忠祠に祀られました。現在の廟で祀られている像は四品の官服による姿です。また曾大老は武人ながら詩文にも通じており、私塾を開いて人々を教化し、学生の科挙受験を推奨して鹿港の文化の気風を大いに上げたことから人々に愛されました。祀られた後の曾大老は文昌君と同様に信徒たちの試験合格祈願に祈願される対象となっています。