観光スポット特色
清の康煕の時代、福建省泉州の陳氏が台湾に渡り、埔塩村に定住した。そこで玄天上帝の霊を祀る、埔塩順沢宮を建立した。その後、子孫の一部は渓湖に転居し「二帝」として玄天宮を、そして一部は秀水に転居し「三帝」として三聖宮を建立した。この三つの兄弟廟では集会を催し、各廟の管理委員会のメンバーが一同に会し、その長い歴史の過程について語り合い、楽しい時を過ごす。
埔塩順沢宮の逸話にはいとまがなく、多くの伝承が伝えられている。1948年に火災に遭ったものの再建され、1998年に廟を再建し今ににる。その形は非常に変わっており、廟に入るには、両側に扇形に広がる石段を登らねばならない。石段は龍の描かれた石壁に囲まれ、壁には生けるが如くの龍が彫られており威容を放っている。廟内には、大量の木彫り装飾が施され、華麗で堂々たる様相を呈している。
埔塩順沢宮の最も特徴的な点は、廟内に非常に珍しい粘土による玄天上帝像が祀られていることである。1948年の火災に遭った際、廟が焼け落ちたため、再建時に粘土による玄天上帝像を作って祀り、現在ににるまで、50数年の間、完全な形で保存され、国宝級の文物として列せられている。
主祭神:玄天上帝
副祭神:五谷大帝、太子元帥、武安尊王、甘府千歳、池府千歳、陳府千歳、李府千歳、朱府千歳、趙元帥、康元帥、褔徳正神、城隍尊神。