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興安宮は「興化媽祖宮」と呼ばれ、媽祖を祀っている廟の中で最も古い廟の一つである。康熙23年(1684)に福建省興化府の人々が台湾に移住し、鹿港草仔市の辺りに廟を建てた。「興化平安」や「興化安寧」などの意味を持ち「興安宮」と呼ばれている。光緒12年(1886)と光緒21年(1895)に再建され、1985年に第三級重要文化財に指定された。
興安宮の造りは「單開間兩進一院」で、前埕、三川殿、拜亭と正殿から成る。廟は「街屋」式(細長い長屋のようなもの)で、門の前には興安町、後ろには中山路がある。そして、柱は全て「付け柱」という方法で彫られている。門の上の木造建築や彫刻などは旧廟から残されたものである。
1996年に政府が全面的に補修を行った。興安宮の中にある彩絵図は台湾の有名な匠の手で建て直された。一見、新しく建てられた廟のようにも見えるが、匠のその構図や色彩は伝統的な方法によって色づけされたものである。
廟の中に描かれている「彰化県正堂劉、鹿港理番分府金、鹿港副総府麦、鹿港分司徐所会同給示」という古い絵は、清朝時代の海の防衛庁と米の倉庫が描かれたもので貴重な文献となっている。
廟の中に描かれている「彰化県正堂劉、鹿港理番分府金、鹿港副総府麦、鹿港分司徐所会同給示」という古い絵は、清朝時代の海の防衛庁と米の倉庫が描かれたもので貴重な文献となっている。