観光スポット特色
鹿港は「史跡」、「巨匠」、「軽食」の豊かさが主な見どころで、街を散策していると、生活になくてはならない文化伝承の「書画」が目に留まります。
鹿港の奇才・呉肇勲氏(字:敦本、号:玩毫散人)は「書道は文字の歴史を刻んでおり、思想と感情を伝える東方の情緒です。悠久かつ輝かしい人々の生き生きとした気品と造形の変化を兼ね備えた視覚芸術の美と情感を心と自然界の美と結び付け、数千年にわたって漢人が魂を投じてきた果てしなく広大な書道の世界を伝承しています。そのため、書道による表現は『芸』であると同時に『道』でもあります」と述べています。また、同氏は2005年に総統府の新春書初めコンクール成人部門において特別優秀賞を獲得しています。
<旧市街の新スポット>教養を深めるにはどこへ行けばよいのか?そのようなお悩みをお持ちの方は鹿港老街へお越しください。鹿港鎮大有街39番地に建つレトロな建物が呉肇勲氏によって新たに設けられた書道館です。
館内には掛けると3階分の高さに相当する、台湾で最も長いと言える書道作品が展示されています。その見事なまでの精巧さには感嘆させられます。収蔵作品からは古来の優美さと風格非凡の描写が感じられます。とりわけ呉氏の作品は多様であり、伝統的な作品、カスタマイズされた作品を問わず、コレクターたちに愛されています。
館内に展示されている各様式の生き生きとした書体から書道の力強さと美しさが感じられます。情感を心と結びつけ、書道の芸術美をじっくりと味わうことができます。
<オリジナルスーベニア>私たちの生活において印鑑はなくてはならないものです。その素材や形状の多様さにはすっかり目を奪われますが、書体はどれもコンピューターのフォントを使用しており、大事な印鑑であっても簡単に模造されるおそれがあります。呉氏が開発し、自ら書いて彫った印鑑は唯一無二のものであり、ご自宅用にもギフトにも最適の逸品です。鹿港に観光でお越しの際はぜひとも呉肇勲書道館にお立ち寄りになり、呉氏との触れ合いをお楽しみください。