彰化東側の八卦山脈は年冬を過ごし停泊する渡鳥の生息地です。その中で最も有名なのが毎年三、四月の清明の時期に彰化を通過する際に停泊するサシバとアカハラダカです。その数は多い時は二、三万匹に達します。鳥が飛び立って旋回する際は壮麗で感動的です。これが、毎年見られる彰化県の最も重要な探鳥の活動で、鳥類の飼育や生息地の保護の学習に最適の機会です。

理想的な鷹を見る時間帯
清明節の前後の曇りの日が良いですが、雨が降ってもそこから飛び立ってしまいます。特当地では地表から300~500メートルを低空飛行し、空中の空気によって旋回する様子はまさに感動です。

サシバのあだ名
「サシバGray-faced Buzzard Eagle」は、顔が灰色状なのでこう命名されました。また、北から中部へ戻る際がちょうど中国の清明節にあたるため、清明鳥或いは掃墓鳥とも言われています。更に中部地区に入る際大部分が南方から飛んでくるため、民間では「南路鷹」とも言われています。

サシバ識別の秘訣
雄鳥：体長約４２－４５センチで、雌鳥と似ていますが羽の色は赤褐色で、翼は濃い赤色をしています。雌鳥：体長約４９センチで頭のてっぺんが褐色で白色の眉斑があり、喉の中間に四色の縦のラインがあります。胸部は一面褐色で、腹部は褐色の横斑があり、背中は褐色で、膜及び足はオレンジ色（一般に猛禽類が多く黄色）です。幼鳥：全身褐色で眉斑が極めて粗く、胸腹部には縱斑があります。

お教えします
八卦山区に分して活動する鳥類には、夏の留鳥であるクロエリヒタキ、シロガシラ、五色鳥、スズメ、ウグイスや、夏の渡り鳥のホトトギス等や冬の渡り鳥のアカモズ、アオモズ、黄モズ等があり、見る価値があります。

好奇心旺盛な子供達もどうぞ
鷹の群れの着陸地点の多くは、鷹の観賞席、安溪寮、七壙、彰化市私立培元中学校と芬園の八卦山谷です。

北上するには 南下するには