巫家捏麺館は台湾唯一の捏麺文化館で、2005年に設立されてすでに10年になります。彰化県渓湖の「巫家捏麺館」の一家はとても珍しいことに、家族全員が同じ業種、すなわち捏麺人に関する仕事に携わっています。彼らは伝統文化である捏麺を後世に引き継いで行くため、捏麺を作って台湾人のみならず外国人にも紹介しており、そうした努力によって捏麺文化は自然と人々の生活の中に溶け込み、生き続けているのです。ちょうど10周年を迎える巫家捏麺館は今年、工事費3000万元をかけて捏麺館の大改造を行いました。
　　巫家捏麺館は伝統的な三合院の展示館を残し、その他に新たに童心館と現代捏麺アート展示エリアを増設。精巧で美しい捏麺作品を展示するほか、超巨大な捏麺フォトフレーム・巨大ペン立て・可愛い風鈴の壁・レトロ自転車・大型捏麺インスタレーションアートなど、記念撮影に最適なスポットも盛りだくさんです。ご来館の皆様は実際の体験を通して直接触れ合いながら伝統文化の美を深く理解するとともに、捏塑の手作り体験も楽しむことができます。また、館内にはとても雰囲気の良いカフェが併設されており、捏麺アートファンの皆様に美味しいお食事と行き届いたサービスをご提供しています。
　　当館では農業文化風情テーマ展や伝統廟宇シリーズ展も開催しており、テーマに沿った捏麺作品の展示を通して巫家捏麺と宗教儀式建醮の看桌のルーツや建醮の農業社会における位置づけと役割を紹介するとともに、農業社会の食物に対する感謝と大切にする心、大自然に対する畏敬と尊重の念、そして派生して生まれた伝統的な廟宇文化の特色を表現しています。捏麺作品と合わせて館内ガイドをご利用いただくこともでき、この土地で生まれ育った人々も、これらの展示を通して自己の文化のルーツを改めて見つめなおすことができることでしょう。

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