観光スポット特色
「和興青創基地」は彰化県鹿港鎮中山路和興派出所の裏手に位置し、2階建ての2棟を含む全部で8棟の建物から成る面積約1,377平方メートルの敷地内には、10カ所の展示スペースがあります。日本統治時代の木造建築物や石造りの門柱がそのままの姿で残されているほか、伝統的なモチーフを取り入れたパブリックアートも展示されており、2階の空中回廊からは、時代を感じさせる美しい甕壁(甕を並べた壁)を見渡すことができます。ここは、鹿港の人々にとって共に成長してきた大切な思い出の場所であり、基地内を歩いていくと、懐かしい子供時代へと続くタイムトンネルに足を踏み入れたような感覚にとらわれます。
彰化県政府は古い宿舎を若者たちのスタートアップ拠点として生まれ変わらせました。コミュニティデザイン、親しみの感じられる農業、アート、特選品、リサイクル生地、ハンドメイド皮革製品、手作りスイーツといった、伝統文化と現代文化が融合したさまざまな方面に展開される、彰化の若者のクリエイティビティとエネルギーの表現の場となっています。
基地には「鹿港塩業文化館」もあり、鹿港における塩業発展の歴史を紹介しています。館内には塩の天日干し用具の展示や塩運びが体験できるインタラクティブなスペースもあり、若者たちのクリエイティビティな活動に加え、一般にはあまり知られていない塩業で栄えた鹿港の輝かしい歴史を知ることができます。
和興青創基地は彰化と鹿港の過去と現在とつなぐ歴史の交差点となり、過去と現在を行き交うことで、空間に新たな意味を与え、若者に革新、創造、活力を吹き込む、新しい力を呼びスタートこしています。継承してきたこれまでの歴史に加え、新たな手法で未来を開拓し、さまざまな方面への一歩を踏み出しています。
和興青創基地では、文化ワークショップやマーケットを不定期開催しています。若者のクリエイティビティあふれる力が結集することにより、相乗効果や経済の活性化を促し、そのフレッシュな力を地域にフィードバックすることで「共創共栄」を目指します。知性と感性を刺激する文化的なプチ旅行を楽しむなら、彰化の「和興青創基地」を訪れてみてください。
エントランスシンボル
夜景を美しく彩る糕粿(台湾の伝統的なお菓子)をモチーフにしたインスタレーション
風情ある歩行者通路
花束のような糕粿(台湾の伝統的なお菓子)
補天計画(天補修計画)-かつての「不見天街(空を見ない町)」から「補天携帯電話(空のデコレーション)」へとシフトした鹿港、モダンな切り絵飾りが生み出す青空、赤レンガとの美しいコントラスト
晴れ渡った青空の下の鹿港塩業文化館とステージ
アートが溶け込んだ空間-鹿港・人気撮影スポット