観光スポット特色
清の乾隆年間に建立された当初は「保安宮」と呼ばれ、道光の年になると、地元から翰林院(国史の編纂などを担当する機関)に出仕した曾維楨が、「地域と人々の無事を守り、文化と道徳精神を発揚する」という意味を込めて、廟名を「文徳宮」と改めました。曾維楨の故郷の土地公(土地の神様)は、翰林学士と同格の地位と、役人の象徴である烏紗帽を皇帝より賜り、台湾で唯一官位を授けられた土地公となりました。百年以上前のしきたりに基づいて開催される文徳宮の「迎花灯」(提灯と神輿巡行)は、2008年に「民俗文化資産」に登録されています。
文徳宮は4回の移転と改築を経て、建物の規模が大きくになるにつれ、ますます参拝客で賑わうようになりました。両側には「礼門」と「義路」が設けられているほか、文物の展示と保存を兼ねた、武将の神様らを祀る「五営楼」も増設され、その歴史的価値は一段と高まっています。
外観
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