工芸家：施に輝
*工芸家の施に輝氏は1935年の鹿港生まれ。16歳より「神刀」と称される父親の施禮氏について、「粧仏」と呼ばれる神像彫刻の技術を学び、基礎を叩き込みました。彫刻と粧仏工芸の研鑽に力を注ぎ、今日まで70年ほどになります。
*泉州派の粧仏は、構成・配置・比例を重視した彫刻技法が特徴で、繊細で上品な落ち着いた重みのあるスタイルと、精巧で華麗な漆線技法（粘土状にした線状の漆で装飾を施す技法）が融合した、大変絶妙な工芸技術です。
*2014年文化部国立台湾工芸研究発展センター「工芸功績賞」、苗栗県政府「2014台湾木彫薪伝賞」、2011年行政院文化建設委員会「人間国宝」、2009年彰化県政府の無形文化財伝統工芸「粧仏保存者」、1994年教育部第10回「民族芸術薪伝賞」などの栄誉を受賞。
*施自和芸術工作坊の周辺には、鹿港天后宮、鹿港老街、芸文館などのスポットがあります。

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