埔心羅厝天主堂は元は教会で、又の名を「羅厝キリスト聖名堂」と呼ばれています。清光緒元年（1875年）、羅厝の住民が高雄の道明会からカソリック教会の呉萬福神父を羅厝へ招き、開かれました。私有地を借り入れ伝道し、当初は孤児院を儲け、貧しい民衆を救っていました。清光緒3年（1877年）、教務が日に日に発展し、呉神父は110元で現在の土地を購入し、光緒8年（1882年）、何安慈神父が引き継いで1つ目の教会が建設されました。これは台湾中部地区で最も早期に建てられたカソリック教会です。
明治39年（1906年）雲林、嘉義、彰化で地震が発生し、元の教会は破損しました。大正元年（1912年）、馬守仁神父が福州杉と台湾檜を用いて２代目の教会が建てられました。1975年、カソリック教会設立100年の祝賀に伴い、古い教会は解体され、3代目の教会の建設が始まり、1996年に完成しました。現在、羅厝カソリック教会は2,000坪余りを占め、教会内には200人が収容できます。埔心羅厝天主堂の元の教会の元の教室は、赤レンガの閩南式建築で、外観は清水赤レンガが用いられています。2002年4月10日、歴史建築に登録され、現在は文物館となり、羅厝カソリック教会の早期の伝道史料や関連文物が陳列されています。

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