美しい海岸を保つため、彰化県養殖協会、彰化県野鳥学会、彰化県環境保護聯盟、彰濱工業区管理サービスセンターは共同で「2019年彰化全海岸減プラスチック共同海岸清掃」イベントを開催、22日午前に北地区(伸港、線西)、中地区(福興、芳苑)、南地区(大城)及び彰濱工業区(鹿港、線西)の4区合同で実施した。海岸清掃は、北は大肚渓の河口から、南は濁水渓の河口の範囲で行われ、彰化県市300の民間団体のべ6,000人が参加した。彰化県の王恵美知事、イベント主催者である台明将企業股份有限公司代表取締役の林肇睢氏、彰化県養殖協会理事長の楊錦福氏、彰化県養殖協会幹事長の陳一惇議員らは、一足早く台湾漢宝園湿地生態文創教育園区を訪れ、清掃参加者を激励した。王知事は、参加者の携帯電話に謝意を示し、ストローやポリ袋、ペットボトルなどのプラスチック材料の使用削減を呼びかけ、プラスチックゴミの海洋へのダメージ軽減を訴えた。王知事は、「今回彰化の海岸を4地区に分け清掃を行っており、中央、地方政府及び民間団体の力を合わせ、大人から子供まで6,300名の参加者が彰化の海岸に関心を寄せている。海岸清掃を通じて、より多くの方に減プラスチックの考えを伝え、海岸を身近なものとして、共に愛してほしい。
毎年海洋に流入するプラスチックゴミは、約800万トンにもなっており、これだけ多くのボランティアが海岸清掃に参加してくれたことに非常に感謝している。みんなで心を一つにして、私達の海岸線を顧み、政府は、各機関や団体による海岸保護を奨励し、現在彰化県の海岸線36.9kmが保護されていて、既に19の保護団体があり、本年8月までに102箇所で清掃活動が行われ、111トンのゴミを除去した。海岸清掃を通じ、海洋がさらに美しくなったと信じている。海洋生物が生存しやすい環境で成長できるよう、環境を良くし、子どもたちへの教育も施し、共に台湾の海岸を守りましょう。」と述べた。
イベント主催者である台明将企業股份有限公司代表取締役の林肇睢氏は、「台湾の海岸には近年多くのゴミが流れ着いている。島を汚染するだけでなく、生態にも危害を及ぼしている。そのため私達は、数年に渡り毎年海岸清掃活動を行っている。本年旧暦3月に行った清掃活動では、1,200人を動員し、中央政府の注目を受け、政府の関連部門も今回の「2019彰化全海岸減プラスチック共同海岸清掃」に参加し、今回はのべ6,000人を超える参加者が集まった。4地区に分けており、これは台湾史上最大の清掃活動となった。今回の海岸清掃を通じ、彰化の海岸が台湾で最も美しい模範海岸となるように、またこの清掃活動が模範となるように、台湾の住民が、土地を大切にし、各県、各市町村が共に手に手をとって海岸清掃を行い、台湾を愛護してほしい。」と述べた。
マイクロプラスチックが食物や飲料水に混じって体内に入らないよう、毎年秋に彰化県は大規模な海の浄化運動とその宣伝活動を行っている。人類が大自然を破壊している現状を見て、またこれらの海洋ゴミがどこから来ているのかを顧み、それぞれの消費習慣を改善し、使い捨て商品の使用を減らし、海洋生物の安全を守っていく。