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童振源駐タイ大使が訪問団を率いて彰化県の医療観光を視察
日付2018-04-17 瀏覽人數32
 台湾駐タイ事務所の童振源代表が4月17日、訪問団を率いて彰化県の医療観光を視察しました。タイの台湾企業、タイ人記者、ネット有名人らを含む訪問団は、彰化キリスト教病院で医療・観光視察を実施。彰化県の魏明谷県長は自ら出席して歓迎の意を示すとともに、双方の前向きな交流によりお互いに利益をもたらし、違った面から彰化観光を推進したいと期待を示しました。台湾政府がタイ人観光客のビザ免除を実施してから、台湾を訪れるタイの観光客数は急成長し、昨年2017年は30万人近くが台湾を旅行に訪れ、2016年に比べ5割増の大幅成長がみられました。今年は目標として35万人が見込まれています。
 魏県長は、彰化キリスト教病院は台湾5大医療グループの一つであり、ハード面の施設と医療技術のどちらも上位の実力を持っていると強調。また、同病院は最近台湾政府の新南向政策に合わせて国際医療を推進しており、中国及びASEANなど他の国にも拠点を構えていると説明し、彰化が誇りとする国際的病院であると同時に、台湾の最先端をゆく医療グループでもあると語りました。
 魏県長はまた、優秀な医療グループを有する彰化県は、台湾で最も早く開発が始まった都市でもあり、台湾文化を理解するなら彰化県の鹿港が一押しであるとPR。その鹿港については、300年前に台湾で最も早く開発が始まった貿易港であると説明し、数多くの史跡と守り伝えられてきた民俗文化や工芸が、数々の庶民派グルメとともに、彰化の有形・無形文化財として残されていると語りました。さらに、おととしから夜間開催となった鹿港端午祝いのドラゴンボートレースについても、福鹿渓にちりばめられたきらめくLEDライトが、大型屋外劇場さながらに数多くの観光客を引き付けているとPRし、医療と文化を結びつけることにより、彰化と世界をつなげたいと期待を述べました。
 一方、駐タイ代表の童振源氏は、彰化キリスト教病院の医療技術が国際的に有名であることと、医療衛生が新南向政策の推進における5大主要計画の一つであることを踏まえ、台湾とタイの連携により、国際医療の推進を共に支援したいと述べました。また、今回タイの台湾企業に健康診断及びハイエンド医療の利便性とサービスを体験してもらったことについて、今後は台湾の国際医療センターの各種連絡システムを拡大して推進するとし、コミュニケーションアプリのIDで直接台湾と連絡を取り相談できるようにするほか、将来的には台湾とタイの医療衛生交流サービスプラットフォームを構築し、台湾とタイ双方の病院と医学部により多くの交流とサービスを提供したいと話しました。
 さらに、世界で第3位を占める台湾の国際医療は、絶対的な強みを持っているとし、プロモーションの強化など、海外駐在事務所が国際化とマーケティングの面で支援を行うと述べました。そして、海外で奮闘する台湾企業関係者の健康を、彰化キリスト教病院と台湾の医療グループが管理することで、企業は全力で事業に励むことができるとし、これが台湾健康医療の強みであり、今後推進する目標でもあると話しました。
 彰化キリスト教病院の謝明家医療長は、サービスを提供する上で必要なプラットフォームは便利であるほど良いとした上で、メーカーと共同開発した内容豊富なアプリと、利便性の高いメッセージアプリを今後結びつけることで、使用者によりフレンドリーな遠距離医療の手段と、より万全で継続的なケアを提供したいと述べました。また、個人のスマホを通してアプリにアクセスするだけで、すべての情報を閲覧できるとし、海外の台湾企業関係者一人一人に24時間の専属ケアマネージャーが付くだけでなく、健康診断の受診時期の通知やカレンダー登録を実行してくれる健康秘書が、常に体調に気を配るようサポートをしてくれると話しました。
 さらに、台湾政府の「新南向政策」と「5大主要計画」の重要項目となっている医学衛生面の交流・連携を推進するためにも、彰化キリスト教病院の健康管理センターと糖尿病遠距離ケアセンターの見学を通して、台湾とタイの医療衛生産業の整合性と協力を促進し、台湾のハイエンド医療とスマート医療テクノロジーをタイまで普及させたいと語りました。
 彰化県は早くから開発が進められ、中部開発史の始まりの地であることから、彰化県政府は「鹿港国家歴史風景区」を重要観光政策として積極的に推進しています。鹿港鎮に保存されている数々の旧跡と歴史的建築物はそれぞれに巧みな技術と価値が見出せるほか、多くの工芸職人と人間国宝も地元で伝統工芸に磨きをかけており、台湾の歴史と伝統文化の重要な発祥地であると言えるだけでなく、工芸、戯曲、文学、芸術など各分野の成果が集結しているという点では、まさに台湾文化の中心であると言えます。
 今回の視察では、特別にタイの訪問団を鹿港老街、緞帶王観光工場(リボンミュージアム)、台湾玻璃館のガラス媽祖廟などの有名スポットへと案内したほか、鹿港庶民派グルメの宴席と特色ある鹿港紅楼精品旅館への宿泊も手配。タイのマスコミの訪問を通して、より多くのタイの方々に彰化を知ってもらうと同時に、彰化の国際的地名度が高まることを期待しています。
 彰化では医療観光のほかに、鹿港端午祝いの国際ドラゴンボートレースや、マラソンシーズンのシリーズイベントなど、運動と観光の推進にも取り組んでいます。健康でロハスなスポーツイベントを通して、国内外の方々を彰化へ呼び込み、スポーツツーリズムの新たなビジネスチャンスを創出すると同時に、台湾の素晴らしい風景と情熱的なもてなしの精神を世界中に広めたいと期待しています。
 今日の視察には、彰化県政府城市観光発展処の許俊宏処長、彰化キリスト教病院の陳穆寬院長、周志中副院長、謝明家医療長、各級民意代表、訪問団の随行者らも出席しました。
出典:彰化県政府全球資訊網
連絡担当者:彰化県政府城市観光発展処・李科長 (04-7532781)