2019鹿港の端午祝いシリーズイベントが、まもなく龍王祭によって序幕が開けられます。「旧暦2月2日の龍抬頭」の吉日に当たる3月8日午前、彰化県の王恵美県長が代表として、鹿港龍山寺でポエ占いを行いました。彰化県体育会ドラゴンボート委員会委員長を務める凃淑媚議員らの参列のもと、王県長は「龍王祭」の開催日について、観世音菩薩と龍王尊神にポエでお伺いを立てました。神意にかなうことを表すシンポエが連続4回出たことから、「2019鹿港の端午祝い~龍王祭」及びドラゴンボート進水式の開催日は5月11日(土曜・旧暦4月7日)に決まり、同時に、今年も引き続きドラゴンボートの夜間レースを開催することが決定しました。
中部地区で唯一、大規模ドラゴンボートレースが開催できる水路を持つ鹿港では、今年42年目を迎える「龍王祭」によって、まもなく「鹿港の端午祝いシリーズイベント」の幕が開けられます。端午祝いのドラゴンボートレースが順調に進行するよう、毎年レース前には、龍山寺の「龍王尊神」をお迎えして龍王巡行を開催し、天后宮の「水仙尊王」と共にレース会場に迎えることで、大会の無事と順調を祈願します。この祭典は台湾の中でも特有の民俗行事となっています。
「龍王祭」当日は、ドラゴンボートと民俗武芸団体が龍王と共に街を練り歩きます。同時に、鹿港の端午祝いの幕開けとなる「龍王祭典開眼儀式・ドラゴンボート川巡行祈願」も開催します。鹿港は本来の名を鹿仔港と言い、乾隆50年から道光末期にかけてが発展の最盛期で、数多くの商船が往来し、商会が林立する中、特殊な文化と土地の姿が形成されました。そんな鹿港の町を歩いていると、あたかもタイムスリップしたかのような感覚にとらわれます。端午祝いでは、鹿港を中心に周辺の有形・無形文化財資源を統合し、地元団体や組織と連携して端午祝いのプロモーションに取り入れることで、かつての繁栄を再現し、鹿港を国際的な観光の町に造り上げます。
台湾の10大祭典に名を連ねる「鹿港の端午祝い」は、台湾で最も歴史が長く、かつ規模が最大の端午節のイベントです。開催期間中は、「国際ドラゴンボートレース」、「伝統戯曲ステージ」、「魯班の宴」など、一連の多彩なプログラムも予定しています。また、端午祝いに合わせ、福興穀倉の書道公共道場、文開書院跨文化漢学センター、鶴棲別荘、並びに鹿港の各観光工場でも、一連の多彩なイベントが用意されています。龍王のお出ましが、必ずや彰化に繁栄と福をもたらし、鹿港をいっそう魅力的な町にすることでしょう。ぜひ彰化の「ドラゴンボート、グルメ、史跡、民族行事」を楽しみにお越しください。王恵美県長が全国の皆様のお越しをお待ちしております。