「先生見て!私が作った蝶々きれい?」生徒の陳さんはうれしそうに自ら色付けした種のDIY作品を見せました。先生の引率で、クラスメイトと共に「成功営区緑色環境学習営地」の環境教育プログラムに参加した陳さんは、興奮した様子で皆に植物の種で作った蝶々の作品を見せたほか、様々な蝶々や食草・蜜源植物のことを知り、環境と生態教育について理解を深めました。
「成功営区」は彰化市八卦山大仏の近くに位置し、国立彰化生活美学館と天空歩道に隣接しています。1953年より陸軍砲兵の基地になり、1993年に部隊が正式に撤退した後、彰化県政府に移管されました。2002年に彰化県政府が文建会に提案した「都市景観発展計画」が承認されると、「遊休空間再利用」の形で新たな位置づけと用途が模索されました。「彰化県政府成功営区緑色環境学習営地」は、台湾初の廃棄基地をリノベーションした環境教育キャンプであり、都市の森林と緑地を完全にとどめているだけでなく、全国で最もユニークな生態教育パークでもあります。
このほど、緑色環境学習営地では一連の環境教育プログラムが企画されました。蝶々・薬草・原生植物・野菜・水生植物の5つのボランティアチームが、基地の既存環境資源を利用し、環境解説授業及び手作り活動を含むプログラムを設計。それを校外学習や環境教育、自然体験などの教育活動として、県内の各小中学校の教師と生徒に提供しています。
10月初めに体験申込の受付を開始して以来、すでに多くの学校がこのキャンプを訪れており、近くの中山小学校付設幼稚園と民生小学校だけでなく、遠く離れた田中鎮の大安小学校からも、教師と生徒が八卦山の美と生態学習を体験しに訪れています。ここではキャンプの環境についてガイド解説を行っているほか、ボランティアスタッフが年齢層の異なる各学校の生徒に応じて、現代神農百草体験、蝶々の生態、よく見る野菜などの異なるテーマ活動を企画し、生態学習と体験活動を進めています。また、「DIYプログラム」も提供しており、キャンプを訪れた教師と生徒は、天然素材を使った簡単な手作り活動を通して、思い出に残る記念品を製作することができます。
彰化県政府教育処では、「成功営区緑色環境学習営地」を通して、上質な生態学習と体験の場を提供したいと考えています。親・教師・生徒が環境に対して認識と思いやりを深め、持続可能な環境と生態教育の概念が定着するよう、環境保護・教育・文化・レジャーを融合させた「グリーン環境学習キャンプ」の構築を目指しています。
出典:彰化県政府全球資訊網
連絡担当者:彰化県政府教育処施課督(04-7112175内線26)
緑色環境学習営地サイト:https://sites.google.com/a/chc.edu.tw/greencamp/
緑色環境学習営地FBページ:https://www.facebook.com/chcgreencamp/