彰化県二水郷の二八水水公園は本日28日午後に竣工・開園式が行われ、彰化県の魏明谷県長や二水郷の鄭蒼陽郷長らは共にテープカットを行い、除幕と開園を祝いました。これにより、二水郷には鉄道と田園風景の保存を兼ねた観光スポットが一つ増えたことになり、同時に八堡圳引水公園などの周辺有名スポットと結び付けることで、二水観光に好適な場所を各地の行楽客に提供できると期待されています。
魏県長は、国の経費を獲得するために協力してくれた陳素月立法委員に感謝した上で、二水駅横の親子公園を、蒸気機関車展示場、軍用機展示場、児童遊具施設、鉄道文物展示場、光化コミュニティセンター広場などに新しく整備したとし、二水駅を訪れた観光客にぜひ足を運んでほしいと述べました。同時に、二水観光サイクリングロードや八堡圳引水公園、林先生廟、二水台湾猿生態教育館などの観光スポットとの連携により、二水観光の発展を目指したいと期待の言葉を述べました。
魏県長はまた、二水の住民は客好きで人情味がある上、マラソンを結びつけた二水跑水節(二水引水祭)も台湾のマラソン10選に名を連ね、大変特色に富んでいることから参加者は増えつつあるとし、県政府は運動を通して二水をPRし、二水の観光発展と知名度向上を図りたいと意気込みを語りました。
魏県長はさらに、「道がある所には経済発展がついてくる」と、道路や鉄道などの交通建設の重要性について指摘した上で、今後は台鉄田中駅と田中にある高速鉄道彰化駅を支線で結ぶとし、竣工後は二水から列車で田中まで向かうことができるようになると説明しました。一方、東彰道路の南延長区間についても、すでに6億8千400万元の補助経費を獲得しているとし、高速鉄道彰化駅から二水郷を経由して南雲インターチェンジにつながるため、交通がいっそう便利になり、地方の観光発展にもつながると述べました。
県政府の城市・観光発展処の馬英傑処長は式典の中で、彰化県政府が2016年度に交通部観光局より補助経費を獲得し、蒸気機関車展示場、軍用機展示場、児童遊具施設、鉄道文物展示場、光化コミュニティセンター広場などを含む、二水駅周辺を整備するための「レクリエーション拠点特色付加計画―二水駅周辺景観工事」を実施したと報告し、面積約5,130平方メートル、総工費1,537万元のこの工事では、総合的な計画により二水駅周辺に鉄道と田園風景の保存を兼ねた観光スポットを一つ増やしたほか、八堡圳引水公園、二水観光サイクリングロード、集集線鉄道などの周辺有名スポットと結び付けることで、二水観光に好適な場所を各地の行楽客に提供できると述べました。
二水郷は古くは「二八水」と呼ばれ、かつては農業や八堡水圳(灌漑用水路)及び鉄道の建設を中心に発展しました。集集線鉄道のスタート点であり、重要な貨物中継地でもある二水駅に関して、県政府は「二水駅周辺景観工事」を実施。二水光化コミュニティセンター広場、親子児童遊び場、蒸気機関車展示場といったエリアの役割と機能を新たに位置づけ、ランドマーク景観設計の手法を導入することで、二水鉄道とその観光の特色を改めて整理し、フレンドリーな旅行環境をも提供しながら、二水郷の豊かな観光資源との連携により、二水駅と伝統の街並み周辺地区の活性化を図っています。二八水水公園の名は、二水の昔の地名に、台湾語で美しい公園を意味する「水公園」を付けたもので、二水の田園風景にいっそう美しい風情を添えてくれることが期待されています。
「二八水水公園」の竣工式は、「飛鴻館」の獅子舞チームによる喜び溢れるパフォーマンスで幕が開き、その後祈願祭と除幕式が執り行われました。式典には「八堡圳」に感謝するという飲水思源の意義が込められているほか、二水の上質な農特産品のPRとマーケティングを支援する役割をも兼ねており、地元住民の参加と各社区発展協会の交流の機会を通して、二水の観光知名度を上げ、地方産業の発展を牽引することを目指しています。
今後、県政府一同は引き続き中央からの各種補助経費の獲得を目指し、二水郷の各重要観光建設開発計画を進めることにより、住民の経済収益向上と生活環境の質の改善を図っていきます。また、「喜びをもって古きを送り出し、感謝をもって新しきを迎える」この真新しい二八水水公園を通して、「飲水思源」の感謝の気持ちで革新的な風を迎え、新しい年における二水の新たな活力を生み出していきます。
今日の竣工式には、陳素月立法委員、彰化県議員の許書維氏、蕭淑芬氏、蕭如意氏、劉景滄氏、二水郷民代表会の頼元恩主席と蘇界欽副主席、県政府城市・観光発展処の馬英傑処長、県政府の謝昌達秘書、彰化県消防局の邱聡佳副局長、二水郷農会の蔡文琳総幹事、交通部台湾鉄路管理局二水駅の王河傑駅長、各級民意代表、地方の名士らも出席しました。
出典:彰化県政府全球資訊網